世界トップクラスのEDAベンダーがスペック・シーSpecC テクノロジーTechnology オープンOpen
コンソーシアムConsortiumに参加した件について
本日、「SpecC*・テクノロジー・オープン・コンソーシアム(以下STOCと略記)」は世界トップクラスのEDAベンダーがメンバーに加わったことを発表します。 また、業界でトップクラスのシステム設計企業がメンバーに加わったことを発表します。
ケイデンス・デザイン・システムズ、シナプス、メンターグラフィックスは、STOCの活動目的に賛同し、新たな電子機器システムの設計支援環境を共同で開発することにより、三社の顧客である電子機器設計者が商品開発期間の短縮とコストの削減等をはかり、設計開発業務の効率化をはかることに協力します。本コンソーシアムでは、真にオープンな活動によって、システム仕様レベルの上流設計方法論を実現し、業界標準を目指すこととしており、この活動方針が評価されたものです。
また、電子機器システムの設計企業として、アルパイン(株)、(株)沖情報システムズ、(株)シンセシス、日立電子サービス(株)、トヨタ自動車(株)、(株)ヤマハが本コンソーシアムに加わりました。本コンソーシアムの活動の目的と進展が評価され、SpecC言語を利用したシステム設計開発業務の効率化を期待しているからです。
| SpecC言語: |
C言語をもとにした新たな仕様記述言語(specification description
language based on C)の頭文字を取ったもの。カリフォルニア大学アーバイン校が中心となって多くの大学や東芝や株式会社日立製作所などの電機メーカ、業界団体の支援や共同開発を得て、多年にわたる研究開発により、仕様設計と詳細設計をひとつの商品開発プロセスに統合するための言語として開発されたもので、ハード部分とソフト部分を区別なく記述できる。 |
本コンソーシアムは、携帯情報端末やセット・トップ・ボックス、電子制御ユニット等の電子機器の商品企画から設計に至る商品開発プロセスを統合するために、新たな仕様記述言語「SpecC言語」の普及とその利用技術を確立することを目指して、昨年11月10日に国内外24社の賛同を得て発足しました。
従来の商品開発プロセスでは、商品企画から仕様設計、システム設計までの各工程で日本語などの自然言語による仕様記述を用いるため、その記述内容が曖昧となり、各工程間で記述内容の一貫性を保つのが困難でした。
商品開発を効率的に行うには、これらの工程間をスムースに統合することが必要です。仕様設計の段階から「SpecC言語」を使うことで、仕様記述に曖昧さがなくなり、工程間の一貫性を保つことが可能となります。
これにより、顧客のニーズ、商品企画のねらい、開発技術者の専門的知識を商品仕様にすばやく組み込むことができるようになり、商品の完成度を評価検討する作業も迅速かつ容易に行うことができます。
本コンソーシアムは、そのオープンな活動を通して「SpecC言語」の標準化と普及をはかっていきます。また、それを利用した商品開発プロセスを実現し、その普及と啓蒙活動を行うことを計画しています。
本コンソーシアムの設立時に、システム設計の大手企業と組み込みソフト開発ツール業界の大手企業とがメンバーになりましたが、今回EDAツール業界の大手企業が参加したことにより、システム設計環境のための真のトータルソリューションを実現することが期待されます。ハードウェアを意識しないシステム仕様の段階から、SpecC言語で仕様記述を行い、それをハード/ソフトの協調設計を経て、組込みソフトの最適なアーキテクチャや、LSIの最適なアーキテクチャが設計されます。それがソフトやLSIの詳細設計に繋がっていきます。この工程の中に、多くのツールベンダーが参加することにより、設計のトータルソリューション実現する、各種ツールが近い将来供給されることが期待されます。
また、有力なシステム設計企業とEDAベンダーの参加が増えることにより、「SpecC言語」で書かれた仕様書がIPとして流通していくことも期待されます。
今後STOCは、仕様設計前の仕様分析や、仕様設計後の詳細設計で使われる各種開発・設計支援ツールとの接続の為に、コンパイラーの開発やインタフェース仕様の標準化を視野にいれた活動を行い、業界に広く提供することにより、世界の電子機器産業の発展に寄与していきます。
「SpecC・テクノロジー・オープン・コンソーシアム」の活動については、ホームページ「www.specc.gr.jp」を設けて、SpecC技術の紹介や活動状況、研究開発の成果などを適宜公開していきます。
以 上
このニュースリリースについての連絡先:
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SpecCテクノロジーオープンコンソーシアム事務局  |