SpecCテクノロジーオープンコンソーシアム(以下、STOC)は、SpecC言語の普及標準化を目的に、二つのワーキンググループ(以下、WG)、事例WGと言語仕様WGの活動を開始します。
事例WGは、SpecC言語による事例の仕様記述とその過程で得られるノウハウの収集を行い、SpecC言語を用いる設計のガイドラインや方法論などの整備を目的としたWGです。既に2000年10月30日に第一回の会合を行い、まずは一年間で、WGメンバが作成するSpecC言語のソースコードをベースに、評価やノウハウの交換を行う予定です。
言語仕様WGは、SpecC言語の言語仕様の策定を目的としたWGです。現行のSpecC言語仕様の評価とその拡充(と縮退)を検討し、より強力で、効率良く仕様記述が可能な言語仕様を策定します。カリフォルニア大学アーバイン校などを含むワールドワイドなメンバ構成で、関連ツール(コンパイラなど)の標準化も視野に入れた活動を行う予定です。現在は、WG活動の取りまとめを行うメンバの選定中で、近々にWGとして活動を開始する予定です。
STOCでは、これらのWGの活動を通じてSpecC言語の普及標準化とその利用技術の確立に向けた活動をより一層加速し、世界の電子機器産業の発展に寄与していきます。
○事例WGについて
| ・ 目的: |
SpecC言語の普及、SpecC言語を用いた設計ガイドライン/方法論の整備に向けて、SpecC言語の記述事例、例題、サンプルコード、および実装のノウハウなどの収集と評価を行うことを目的とする。また、活動を通じて得られた経験や要望は、SpecC言語仕様WGへフィードバックする。 |
| ・ 主査: |
塚本亨治(東京工科大学教授)、副主査:五十嵐真悟((株)東芝) |
| ・ メンバ: |
STOC会員から14団体(下記)、18名で構成(2000/11/15現在) 東京工科大学、豊橋技術科学大学、Co-Design
Automation Inc., Motorola Inc., アルパイン(株)、(株)東芝、(株)日立製作所、キャッツ(株)、シャープ(株)、東芝ソシオエンジニアリング(株)、三菱電機(株) |
| ・ 活動期間: |
2000年10月から約一年間を予定。必要があれば適宜延長する。 |
| ・ 活動内容: |
定例の会合(月1回程度)を開催し、メンバの作成したSpecC言語ソースコードベースに、SpecC言語の効果的な利用方法、記述能力の評価、上流・下流の仕様記述言語との接続法、設計・実装のノウハウなどを議論し、経験を交換する。
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| ・ 予定成果: |
サンプルコード、設計・実装のノウハウなどを報告書にまとめる(Web上に公開)。また、オープンな活動報告会(年1〜2回程度)を開催する予定。
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○言語仕様WGについて
| ・ 目的: |
SpecC言語仕様の策定と関連ツール(コンパイラなど)の標準化を行うことを目的とする。 |
| ・ 主査: |
藤田昌宏(東京大学教授)、副主査:伊藤雅樹((株)日立製作所) |
| ・ メンバ: |
ワールドワイドに募集する予定 |
| ・ 活動期間: |
2000年12月から開始し、継続的に活動を行う予定。 |
| ・ 活動内容: |
メーリングリストなどを利用し、SpecC言語仕様や関連ツールの仕様についての議論を行う。 |
| ・ 予定成果: |
SpecC言語仕様、関連ツール標準仕様
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○SpecC言語について
C言語をもとにした新たな仕様記述言語(specification description language based on
C)の頭文字を取ったもの。カリフォルニア大学アーバイン校が中心となって多くの大学や(株)東芝や(株)日立製作所などの電機メーカ、業界団体の支援や共同開発を得て、多年にわたる研究開発により、仕様設計と詳細設計をひとつの商品開発プロセスに統合するための言語として開発されたもので、ハード部分とソフト部分を区別なく記述できる。
○STOCについて
STOC(SpecC Technology Open Consortium)は、携帯情報端末やセット・トップ・ボックス、電子制御ユニット等の電子機器の商品企画から設計に至る商品開発プロセスを統合するために、新たな仕様記述言語「SpecC言語」の普及とその利用技術を確立することを目指して、昨年11月10日に国内外24社の賛同を得て発足した。2000年11月15日現在、一般メンバは28社、学術メンバは16名。