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第3回事例WG議事録(WGメンバーのみ)
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会議名 : 第3回STOC事例WG会合 場所 : (株)東芝本社ビル 30B10会議室 日時 : 20001/1/15 14:00〜18:00

参加者:(敬称略)
主査:塚本(東京工科大学)、副主査:五十嵐(東芝) 高田、本田(以上、豊橋技術科学大学)、南角(三菱電機)、福場(キャッツ)、 田村、荒木、山元(以上、東芝)、千星(STOC事務局:ソリトンシステムズ) 谷本、小林(記)(以上、日立製作所)

議事:

事例発表

1.VisualSpec - ZIPC開発事例(中間報告):担当 キャッツ様
(内容)・VisualSpec-ZIPCのデモセットをとして携帯電話のMMI部を適用。本事例は、その 中間報告。詳しくは、発表資料参照(別途送付予定)
(開発の流れ)
 ・デモセットの外部仕様よりVisualSpec設計、ZIPC設計、ターゲット・デバックを行う。
(ViualSpecの役割)
 ・ビヘイビアツリーで概要設計。・Viual Basicで動作検証。
(ZIPCの役割)
 ・VisualSpecから変換したSTMを元に状態遷移の漏れを検証する。・RTOSを意識した実装を行い検証する。
(中間報告)
 ・ViualSpecで作成した階層構造のビヘ−ビアツリーでは、ZIPCとの連携に問題あり。 ZIPCでは、拡張階層状態遷移(階層を飛び越えた遷移可能)があるが、SpecC、ViualSpecとも対応困難。
→ 非階層構造は、VisualSpec-ZIPCの連携スムーズ。
(質疑応答)
 ・イベントの扱いについて(豊橋工科大学)
 → ZIPCでは、シーケンシャル、パラレルなイベント制御を実現している(send_msg)。 SpecCのイベント制御に関しては、言語WGで議論中。
 ・ビヘ−ビアの遷移について(東芝)
 → 全ての状態遷移のチェックは、出来ない。ZIPCでは、入力された遷移に対して表形式でチェックできるのがメリット。

2.Rhapsody、SpecC適用に対する検討:担当 三菱電機様
(内容)
 UML→SpecC変換を考慮した適用を考えており、検討は、開始したばかりである。検討内容は、配布資料を参考のこと。 (結果)
 開始直後であるため、成果が出次第報告する。 なお、UML→SpecCへコンバートする際のルール、 SpecC vs Verilog-HDLの対応表を作成する予定。第一段として、 SpecC vs Verilog-HDL対応表を作成し、次回以降に報告する予定。

3.SIOによるSpecC評価:担当 豊橋工科大学様
(内容)
 SIOを使用し、HW/SWの区別の無いレベルの記述が可能であるか、SpecCを使用し、検証を行った。詳細は、配布資料参照。
(結果・質疑応答)
 ・SpecCのセマンティクスについて
(1) notifyの仕様が不明確。また、Design Waveに記載されたチャネル記述に誤まりもある。
  → notifyについては、言語WGでも議論中。用途別のイベント制御が必要ではないか?
  → 次回、検討項目
(2) 並列動作は、waitfor(delta)を入れると動作が換わる。
  → waitfor(0)で回避できる。waitfor(delta)は、使用不可(東芝)
(3) try-trap構文を使用すると、VisualSpecで処理が停止する。
  → VisualSpecの不具合?
(4)その他、ViualSpecに関する問題は、バージョン1.3で対策済み。
 

言語WGからのお知らせ:担当 荒木
1.目的
(1) SpecCのセマンティクスの明確化
(2) Specチャートの図式表現
(3) 推奨するガイドラインの定義
2.SpecCリリーススケジュール
(1) バージョン1.0 … 現リリース版の不具合対策
   2001/01  : STOC総会で承認
   2001/06 : リリース(イベント処理(notifyのイベントをためる)、import廃止、waitfo(delta)廃止等)
(2) バージョン2.0 … 言語WG、事例報告会の意見反映
   2001/06まで : 議論
2001/06〜08 : ドラフト
   2001/08   : 承認
   2001/10   : STOCで承認
   2001/12?  : リファレンスマニュアル

その他
メーリングリストを開設した。自由に投稿ください。

次回開催予定
(1) 2/27(火)10:00〜 言語WGへの要望事項まとめ
今までの事例で指摘された項目を以下に案として纏めます。

i.計算モデルの見直し
拡張階層化状態遷移で取り扱っている項目を以下に記す。
    1)階層をまたいだstate遷移
    2)関数を遷移条件として利用可能
    3)並列実行state-machine間で、互いの遷移条件が互いの状態(遷移)により影響し合える機構
上記を、現状のSpecCの計算モデルConcurrent SFSMD(Super State Finite State Machine with Data-path) に取り込むべきかの検討。即ち、構文要素の追加を行うべきか、SpecCイディオムとして扱うべきかの切り分け検討が必要。 この検討には、変換効率に対する配慮が必要。

ii.動的Semanticsの定義
現状のSpecCでは、ノンプリエンプティブなポーリングモデルを採用しており、 プリエンプション・ポイントをwait(0)で設定する仕様となっていると考えられるが、 この動作定義だけでは不十分だと考えられる。
プリエンプティブなポーリングモデルや、パラレルモデル、これら3つの融合等が考えられる。 サポートすべき動的Semanticsの分類と定義、及び夫々に必要な構文要素の抽出が必要。 勿論、変換処理系が認識可能なレベルでの、SpecCイディオムによる構文要素削減を行ってもよい。 (構文要素削減により、記述は可能だが変換処理において意味解釈が必要となり、 変換処理が困難になるような事があってはならない。)

iii.SpecCの計算モデル上でのSemanticsの定義
文法の直交性はそれほど重要ではなく、意味等価が認識できれば、変換規則等で、 syntactic variance(文法的多様性)の回避は可能。そのためには、明確な計算モデルの定義と、 代数的な意味定義が必要となる。

(2) ASP-DAC2001にモトローラ等海外メンバが来日する予定。都合合い次第、事例報告開催する。

以上

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